子供に履かせる初めての靴は、一体どんなものを選んであげればいいと思いますか?
「どんな靴が足にいいのか」「何を買ったらいいのか」と悩みは尽きません。
なにぶん履き心地が親にはわからないだけに、どうすればいいのでしょうか。
■まずは赤ちゃんの足と大人の足との違いを理解する
【赤ちゃんの足の特徴】
・脂肪でおおわれて柔らかいこと
・土踏まずがまだないこと
売り場で、イスやベビーカーに座らせたまま靴のフィッティングをしている光景をみかけます。
ですが、それで選んではダメなのです。
赤ちゃんの足に脂肪がついているということは、足を宙に浮かせているときと
しっかりと地面に足をつけて立って体重をかけたときでは足のサイズが変化します。
※柔らかいボールなどを床などに押しつけると、形が変わるイメージです。
そのため、実際より小さいサイズを履かせている人がとても多いのです。
立たせるのが不安で、つい座らせたままフィッティングさせてしまいがちですが
履かせたあとに必ず立たせてあげてください。
幼児期は土踏まずの形成期間です。可愛さなどのファッションより機能重視で選んでください。
土踏まずは歩き始めから徐々に発達し、7~8才頃にはに出来上がります。
言葉が話せないうちは痛みなども自分から発信できません。慎重に見てあげてください。
靴選びのポイント
【その時々のジャストサイズを選択】
★フィッティングするときは、履いた後に必ず立たせてみること
★メーカーによってサイズや横幅などが異なるので、いろいろな種類を履かせてみること
★成長によって幅も変化します。同じメーカーのものがずっと合うとは限りません。
先を見越したものを購入せず、その時々で必ずフィッティングすること。
【足指の動きを妨げない構造かの確認を怠らず!】
★土踏まずの形成に重要な足指の動きがしっかりできる構造か確認すること
★子どもが履いた状態で親が足指の状態を確認するためにオススメなのが、甲の部分が全開するタイプのものです。
【赤ちゃんの足を守る構造のものを見つける】
★足の骨も柔らかく未発達です。何度と踵や足首がグニャグニャしがちなため
足をしっかりとホールドする構造を選ぶこともポイントです。
足は第2の心臓と言われています。
人間にとっては重要な器官ですので、その形成を担う幼児期の靴選びは親の責任が重大です。
記念すべき初めての靴はしっかりと選んであげましょう。