小学生の子どもを持つお母さんの中に、
子どもがいきなり赤ちゃん返りをしてしまった・・・
という方、居らっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃん返りとは、どのような原因で起こるのでしょうか。
また、もし起こってしまった際はどのように対応したら良いのでしょか。
今回は赤ちゃん返りの原因と対策をご紹介します。
赤ちゃん返りとは?
赤ちゃん返りとは、兄弟のいるご家庭の、
お兄ちゃんやお姉ちゃんに起こることがよくあります。
上の子が普段ならぐずらないようなことでぐずったり、
必要以上に甘え、抱っこなどをせがんでくる行動を、
赤ちゃん返りと呼びます。ではなぜこのような事が起こるのでしょうか。
赤ちゃん返りは愛情の欲求の現れ
赤ちゃん返りが起こる原因は、お母さんやお父さんの注意が、
下の子に向くことで、上の子が寂しくなり、構って欲しくて起こります。
専門的な用語では「注目要求行動」と言われていて、
少しでも注意をお父さん・お母さんに集めたいのです。
赤ちゃん返りの対処法は?
赤ちゃん返りが起こると、大抵のお母さんは、
「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい!」や、
「お姉ちゃんがそんなふうでどうするの!」という風に、
怒ってしまう方が大変多いようです。
しかし、これは子どもが、「自分は愛されていないんだ・・・」と思ってしまい、
塞ぎこんでしまう原因になります。
なので、子どもに対して、平等に愛していることを伝えることが、
赤ちゃん返りの一番の方法です。
人によって愛情表現は様々ですが、抱きしめてあげたり、
言葉にして上の子どもに伝えることで、赤ちゃん返りは解消されるでしょう。
また、お父さん、お母さんだけが育児に参加するのではなく、
上の子どもも一緒に育児に参加させてあげると、
「僕・私はお兄ちゃん、お姉ちゃんなんだ!」
という自覚が湧き、赤ちゃん返りをしなくなります。
子どもは自分の不安を口にできない時があります。
そんなときはお母さんであるあなたが、しっかりと子どもがどんな心情なのか、
考えて上げて下さい。
確かに下の子の面倒をみることで忙しいかもしれませんが、
上の子どもにも、しっかりと目を向けてあげてくださいね。