病気よりも、思わぬ事故によるケースが多いのです。
特に、乳幼児の場合では、家の中での事故が目立ちます。
体の機能は未発達でも、好奇心は旺盛な赤ちゃん。
事前に、事故の要因を取り除いて、不慮の事故を未然に防ぎましょう。
赤ちゃんに多い事故と対処法
窒息
何でも口の中に入れてしまう、乳幼児期に一番多い事故です。
歯が、しっかり生えそろうまでは、固いご飯をあげる時など、小さくして与えるようにしましょう。
口に入れてしまう恐れのあるものは、赤ちゃんの手の届かない場所に置きましょう。
誤飲
窒息の危険だけではなくて、口に入れたものによっては、中毒症状を起こす危険性もあります。
口に入れたものによって、対処の仕方も異なりますので、
原因の特定をし、すぐに対処する必要があります。
誤飲で多いものの一つがタバコです。
固形の状態のタバコであれば、すぐに吐き出す事ができれば命に関わることは少ないです。
ただ怖いのは、水を入れた灰皿や、缶の中のニコチン液を飲んでしまった場合です。
約1本の、タバコのニコチン量は致死量です。 すぐに病院へ連れて行ってください。
溺れる
浴槽の残り湯で、溺れて亡くなってしまう赤ちゃんが、後を絶たないといいます。
赤ちゃんは、数センチの水量でも溺れてしまいます。
水場には、赤ちゃんを一人で入れないように、対策をしっかりと取る必要があります。
万が一、赤ちゃんが溺れてしまった場合、急いで水から引き揚げましょう。
この時に、すぐに大声で泣くようであれば、さほど心配はいりませんが、
呼吸と脈が弱っていたり、止まっていた場合はすぐに救急車を呼びましょう。
救急車が来るまで、人工呼吸や、脈がない場合は心臓マッサージを行います。
意識がある場合でも、肺に水が入っている可能性があるので、
毛布などで身体を温め、病院へ連れて行く必要があります。
どれだけ対応策を取っていても、
予想外の動きをする赤ちゃんの事故を絶対に防ぐことはできません。
常に、赤ちゃんの様子を観察をし、普段との違いに素早く気付いてあげることで、
大事に至ることを防ぐことができます。