多くの種類のウイルスや細菌などに感染することで起きる病気で、
鼻水やのどの痛み、咳、発熱、頭痛といった全身症状が見られます。
風邪をこじらすと、気管支炎や肺炎などを引き起こす可能性もあるので、
軽く考えずに、安静と休養を心がけ、早めの治療を心がけましょう。
赤ちゃんが風邪を引いた時の症状別対処法
発熱があるとき
発熱があるときには、衣類での調整・水分補給・熱を冷ますことが大切です。
- ・衣類での調整
- 発熱の初期の段階では、1枚多く着せてあげましょう。
背中や首元など、汗をかいてきたら、肌着を変えてあげて、
服を1枚脱がせ薄着にしてあげましょう。
- ・水分補給
- 発熱は、赤ちゃんの体内水分を奪います。
湯冷ましを与え、水分補給してあげましょう。
欲しがる分だけ、与えてあげましょう。
- ・熱を冷ます
- 冷えピタなどの、冷却シートで、
おでこをはじめ、首筋や脇の下、太ももの付け根など、
太い動脈が通っている箇所に貼るのも、おすすめです。
せきが出るとき
せきが出るときは、和らげてあげて、楽な姿勢をさせてあげましょう。また、室内の湿度にも気を使ってあげましょう。
- ・せきを和らげるには
- 背中をさすったり、軽くたたいてあげることで、せきが和らぎます。
また、体を立てて、抱っこしてあげることもお勧めです。
- ・楽な姿勢
- のどに、たんがたまらない様に、また、呼吸がしやすいように、
楽な姿勢にしてあげましょう。
上半身を起こしてあげて、背中にタオルやクッションなどを入れてあげましょう。
- ・湿度の調整
- せきが出るときは、室内の乾燥には気を付けましょう。
加湿器を置いたり、洗濯ものを室内で干すなど。
喉が乾燥するとせきが出やすいので、飲み物も与えます。
そのとき、冷たいものは席を誘発するのでNG、常温の飲み物で。
- 鼻水が出るとき
- 鼻水が出るときは、鼻水を取り除いてあげましょう。
また、鼻水を和らがせるために、室内の湿度に気を付けましょう。
- ・鼻水の取り除き方
- 鼻水吸い取り器や、お母さんが口で吸って取ってあげましょう。
- ・鼻水が出るのを和らげる方法
- 室内の湿度に気を付けましょう。
加湿器や、洗濯物を干し湿度を高めましょう。
目安は60~70%くらいに。
水分も適度に与えてあげます。
風邪のひきはじめのお知らせ
風邪のウイルスは、ほとんどの場合、鼻やのどの粘膜から侵入します。
感染によって、炎症反応が起こり、
鼻水・鼻詰まり、のどの充血や痛み、咳が出る、痰が絡むといった症状が出ます。
また、一般的に高熱が出てのどが痛い、微熱や鼻水が続くなど、
いくつかの症状を伴うものが多いものです。
高熱や激しい咳などの、全身症状が強くなってきている時には、
体ではウイルスを撲滅する為の抗体 ができ始め、
ウイルスとの闘いが体の中で始まります。
鼻水や咳は、熱が下がった後もしばらく続くことはありますが、
多くの場合、症状は自然に少しずつ良くなり1週間程で治ります。
赤ちゃんは、言葉で辛さや症状を訴えることができませんが、
元気がない、食欲が低下する、機嫌が悪くなってぐずるなどのサインを出すので、
見逃さないようにしてあげましょう。