秋には、たくさん旬を迎える果物があるので、
美味しい果物の味を覚えてもらう絶好のチャンスです。
しかし、赤ちゃんに果物あげる際には、注意しないといけない点もあります。
赤ちゃんと秋の果物について、今回は梨、柿、りんご、みかんを紹介していきます。
赤ちゃんに果物を上げる際の注意点
果物アレルギー
赤ちゃんは、まだ食べた事が無いものがたくさんあります。
なので、どんな食べ物アレルギーがあるかは食べてみるまで分かりません。
果物をあげる際は、果汁などを少しずつあげて、
赤ちゃんにアレルギーが出ないかを確認してから与えましょう。
その他の注意点
赤ちゃんに果物をあげる際の注意点は、果物によって異なります。
果物の栄養、効能と合わせて注意点を紹介していきます。
梨について
梨の栄養と効能
梨は90%以上が水分でできていて、ビタミンなども他の果物と比べると少量です。
ですが、梨は薬効があることで古くから親しまれている果物です。
代表的な効能
・解熱作用
・胃腸器系の働きを整える
喉の痛みを和らげる等の作用もあるので、
風邪の引き始めなどにあげると良いでしょう。
梨を与える際の注意点
梨に含まれる食物繊維は、赤ちゃんには消化されにくいため、
大量に与えるのは禁物です。
与える時期としては、
離乳食初期(生後5~6ヶ月)よりも、離乳食中期(生後7~8ヶ月)以降が好ましいです。
与える際は、まず電子レンジなどで加熱して少量を与え、
もしアレルギーがないようであれば、生のまますりおろしてあげたり、
鍋で少量の水を加えて加熱し、ヨーグルトなどを掛けて与えるのも良いでしょう。
柿について
柿の栄養と効能
柿はビタミンCがとにかく豊富に含まれています。
また、他の果物などにはあまり含まれていないビタミンAも豊富に含まれています。
代表的な効能
・血圧を抑える
・免疫力を高める
とてもビタミンが豊富な果物なので、上手に離乳食に取り入れて下さい。
柿を与える際の注意点
柿は、とてもビタミンが豊富ですが、
よく体を冷やすと言われているので、あまり与え過ぎるのもよくありません。
柿は、加熱するととても甘みが増すので、
離乳食初期(生後5~6ヶ月)は、
りんごなどと一緒にすりつぶして、加熱してから与えるととても食べやすくなります。
離乳食後期(生後9ヶ月以降)などには、
パンケーキなどに入れてあげるなど、柿を上手に与えてあげましょう。
りんごについて
りんごの栄養と効能
りんごは他の果物に比べるとそこまでビタミンは多くないですが、
カリウムが豊富に含まれています。
また、食物繊維のペクチンも多く含まれている事で知られています。
代表的な効能
・下痢の解消
・胃腸の回復
甘くて美味しいりんごは、赤ちゃんも大好きなので、上手に取り入れましょう。
りんごを与える際の注意点
りんごは、離乳食の代表です。
生でも、加熱しても食べれる果物ですが、1つだけ注意点があります。
最近のりんごは農薬を使用している場合が多いので、
なるべく無農薬のりんごを選んで赤ちゃんに与えましょう。
りんごの皮の部分にはたくさんの栄養があるので、
すりつぶして皮も一緒に与えると良いのですが、
また与える際は、しっかり洗ってから与えてあげましょう。
みかんについて
みかんの栄養と効能
みかんはビタミンC、ビタミンA、ビタミンPなど、たくさんのビタミンが含まれています。
代表的な効能
・便秘の解消
・風邪の予防
みかんは風邪の予防にもなるため、赤ちゃんに美味しく食べさせてあげましょう。
みかんを与える際の注意点
みかんは味が濃い為、離乳食中期(生後7~8ヶ月)から与えるのが良いとされています。
薄皮にはたくさんの栄養が含まれていますが、
あまり食べ過ぎると、赤ちゃんが消化不良を起こす可能性があります。
始めは薄皮を剥いて、果肉だけを上げると良いでしょう。
最初は酸っぱく、嫌がる子もいるので、
ヨーグルトに混ぜてあげると美味しく食べてくれます。
また、みかんゼリーを作ってあげても、赤ちゃんが喜ぶでしょう。
離乳食には、なるべく様々な食材を使用して、
色んな味を覚えさせてあげる事が大切です。
秋の果物には様々な効能があるので、
注意しながら、赤ちゃんに美味しく食べさせてあげましょう。