赤ちゃんの頭の形は、寝かせ方によって変わるとよく言われていますが、
実は、遺伝の影響も大きく関係しています。
赤ちゃんの頭の形が、どのように形成されていくのか紹介していきます。
赤ちゃんの頭が変形する原因
生まれる前
赤ちゃんの頭は、生まれる前から、すでに絶壁・斜頭な場合があります。
原因としては、子宮内で頭に圧力がかかり変形するためだと言われています。
生まれた後
赤ちゃんを、ベビーカー、ベッド、床など、
硬い場所に、同じ向きで寝かせている時間が長いと、
絶壁、斜頭になりやすいと言われています。
赤ちゃんが、同じ方を向く原因としては、
明るい方や音が出ている方が気になり、
向き癖がついてしまうためです。
変形を直すためには
生後0~6ヶ月の頃は、
脳の成長に合わせて、頭も大きくなるように、
体の作りとして、頭が柔らかくできています。
赤ちゃんの頭が、変形しやすい時期であるのと同時に、
最も改善しやすい時期でもあります。
赤ちゃんの頭の形は自然に治る!?
赤ちゃんの脳は、成長と共に大きくなり、
最終的には、約4倍の大きさにまで成長します。
この脳の成長が、頭を内側から広げ、結果として、丸くなるのです。
その時の形は、遺伝に影響する割合が大きいようです。
向き癖の改善
同じ方ばかり向かないようにする工夫が必要です。
ただ、あまりにも嫌がるようなことは控えましょう。
・寝かせる向きを変えることで、いつも気になる方向を変える
・赤ちゃんの向いている方と反対側から声をかける
・顔を向けてほしい方に、天井から吊るすおもちゃをつけてみる
・寝返りをするようになったら、うつ伏せで運動をさせる
赤ちゃんの頭の形が、変形してしまったとしても、
脳の成長で、治ることも多いようです。
生まれて間もない頃は、頭の形も変わりやすく、
心配になるとは思いますが、
赤ちゃんの無理のないよう成長を見守りましょう。