「赤ちゃんは、もっと笑うものかと思っていたのに」
なんて思った事はありませんか?
無表情な赤ちゃんに対して、ずっと笑いかけるべきなのか?
なぜ、赤ちゃんは笑わないのか?
今回は、赤ちゃんの笑顔の秘密について、紹介していきます。
なぜ、赤ちゃんは笑ってくれないの?
赤ちゃんの笑顔が見たくて、一生懸命に話しかけたり、あやしたりしてみるものの、
黒い瞳でじっとこちらを見つめるばかり。
育児書には「赤ちゃんには、笑顔で話しかけるように」と書かれているけれど、
実際には、笑いかけても同じように笑い返してくれるとは限りません。
お母さんにとっては、いつまでこうした状態が続くのかと不安になったり、
手ごたえが感じられず、むなしくなってしまったりすることもありますが、
心配する必要はありません。
生まれたばかりの赤ちゃんの笑顔
赤ちゃんは、「笑顔」というものを身に付けずに生まれてきます。
そのため、生まれたばかりの赤ちゃんは、泣いているか、寝ているかのどちらかです。
そして、1ヶ月頃から、赤ちゃんが笑っているように見えたり、
眠りながら、ふと笑顔を見せてくれる瞬間が増えてきます。
実は、この頃の赤ちゃんの笑顔は、弱い生き物である赤ちゃんが、
ちゃんとママに可愛がって育てていってもらうための「本能の微笑み」なのです。
生理的微笑や新生児微笑ともいわれます。
この時点では、赤ちゃんは意識して笑顔を作っている訳ではありません。
本能の働きで、笑顔になることで、周りの人が笑顔になり、優しくしてくれる。
そう感じ、体験していく中で、笑顔は役に立つものなんだと感じて、
笑顔を繰り返すようになるのです。
こういった経験を繰り返すことで、
赤ちゃんは、素敵な笑顔を、数多く振り撒いてくれるようになります。
なかなか笑ってくれないなと思っても、
根気強く、優しい素敵な笑顔で、赤ちゃんに接し続けて下さいね。