中学生になると出てくる教科が、美術です。
美術の授業では、どんなことを行うのでしょうか?
これから中学校へ入学するお子さんのいる方は、ぜひ参考にしてください。
中学生になって新しく習う「美術」
美術とは?
中学校の勉強内容は、小学校のころと比べてより専門的で、
高い技術を要するものになります。
小学校の「図工」に当たるのが「美術」です。
美しく表現することを目的とし、そのための技術や方法を学びます。
美術には、美術の授業を専門に行う教師がいます。
指導者であるため、当然美術に関することについてはエキスパート。
色の相関関係や、見せ方の工夫による作品の違いなど、
ただ「創る」だけでなく、「魅せる」方法など、専門的な視点から学ぶことができます。
具体的にはどんなことをするの?
- 色についての基本的知識を学ぶこと
- 静物のスケッチなどで、基本的な絵の描き方を知ること
- 絵の具をいつもと同じような使い方ではなく、
混ぜたり水分の配合を変えるなど、様々な質感で使って絵を描くこと - 木をやすりなどで削って、形を作るバードカービング
- 木工で小物入れをつくるなどの立体作品の工作
など、基本的なことから応用まで、様々な内容を学びます。
ただし、これらの内容は、指導する教師や学校によって、内容が変わってきます。
美術教育に力を入れている中学校がある
東京都の「女子美術大学付属高等学校・中学校」
東京都杉並区には「女子美術大学付属高等学校・中学校」という、
専門的な美術教育を行う中学校があります。
美術を通して完成を高めたいという女性を育てるため、
日本で初めて女性のために創設された美術学校です。
美術に対しての知識を高めたい人におすすめ
美術学校であるからこそ、美術に関する授業数が多いのが特徴です。
また、先輩たちの作品が多数校内に置かれていることや、
美術好きな仲間たちが集まっていることでどんどん感性が高まり、
さらに知識も高まります。
自分の長所を伸ばしたい人におすすめです。
美術が得意な人もそうでない人も、
中学校での美術の授業で基本的な技術を学び、
自分なりの表現ができるようになるといいですね。