「お子さんのいいところを、10個あげてください。」と言われたら、あなたは何個あげられますか?
10個あげられますか? 人はもともと悪いところを見つけるのは得意ですが、いいところを見つけるのはそれほど得意ではないので、
5個ぐらいまではすらすらと言えても、10個となるとちょっと考えてしまうかもしれませんね。
そこで今回は、子どものいいところの見つけ方についてお話ししましょう。
子どもの長所の見つけ方4か条
■人と比べるのではなく、本人の進歩を認める
子どものいいところというと、運動神経がいいとか、字が上手といったことを思い浮かべることが多いと思いますが、それだけではありません。
子どもが、前日よりも、一週間前よりも、少しでも進歩していれば、それが、いいところになるのです。
例えば、7時に起きるべきなのに、7時半にしか起きることができなかった子どもがいたとします。
そんな子どもが、7時に起きることができなくても、7時15分に起きることができるようになったら、その頑張りは、その子のいいところとなるのです。
■短所を長所と捉える
長所と短所は、裏表です。捉えようによっては、良くも悪くもとれることを、子どもの良さととらえることが大切です。
例えば、「人のいうことを受け入れない」という短所は、「自分の意見を主張できる」という 長所 と捉えることができ、
「積極的でない」は「慎重である」といった具合いに短所は長所となり得るのです。
■親は自分のいいところも見つける
子どものいいところを見つけることが上手な親は、自分のいいところも見つけることのできる親なのです。
つまり、自分のいいところを見つけることのできる親は、子どものいいところを上手に見つけることができる親なのです。
なので、お父さんお母さんも、自分のいいところをたくさん見つけてあげましょう。
■自分に自信のある子どもは何事にも前向き
「自分にたくさんいいところがある」と思える子どもは、自分に自信を持つことができます。
自分に自信を持つことができれば、自分を好きになることができ、、何事にも前向きな態度で取り組むことができます。
逆に、親が自分を認めてくれていないと思っている子は、自分に自信が持てない為、物事を前向きに考えられず努力することをやめてしまう場合があります。
いかがでしょうか。
子どもの長所を見つけ、それを子どもに伝えることは、子どもにとても良い影響を与えますので、いいところをたくさん見つけて伝えてあげましょう。