近年、子供たち、とりわけ中学生の読書離れが深刻な問題となっています。
1ヶ月に1冊も本を読まないという子が実に半数以上いるのです。
昔から、学力や言語力向上のために、中学時の読書週間が必要であると言われています。
実際に、読書好きかどうか、また読書に時間をどれだけ費やすかで、読解力が高まり
本を読むことが好きということだけで、テストの得点が高くなるほどです。
中学生の読書離れが招くデメリット
また読書離れということは、学力の低下はもちろん、理解力の低下
さらには想像力の低下も考えられます。
想像力の低下によって相手の立場に立ち物事を考えることができなかったり
自分が考える以上の世界を広げることができなかったりします。
イマジネーションが乏しくなってしまうのです。
「読む」という行為は、目の前で実際に存在しない物事を自分の中でイメージし、理解する事です。
読書力がある人は、文章を読んだ際に、その物語の中の世界観に自分を存在させて、
あたかも経験しているように実感を込めて読むことができるのです。
もちろんそういう読み方ができれば、テストなどの選択問題や記述の問題でも
問題を見たあとすぐに答えられます。
しかし、読書力がないと、まず内容を読み取ることに時間がかかり
さらに問題文を見たあと、該当箇所の周辺をさらにもう一度読むのです。
ここでのスピードの差は随分大きなものになるのはお分かり頂けるでしょう。
本を読むコツ
ゆっくり読まない
本を読む際はダラダラ読みをしないことも重要です。
自分で限界を決めずに、なるべくスピーディーに読み進めるのがポイントなのです。
これはマイペースにダラダラ読むと、脳もそのペースに合わせます。
つまり、頭がボーっとしてしまうのです。
テンポを崩してはスピード感がなく内容の理解度も遅くなります。その分時間も余計にかかりますね。
読むのが遅い人は、出来るだけ1ページを20秒程で読めるように挑戦してみましょう。
好きな本だけ読む
また読書が苦手な人は、無理をせず最初は自分の気に入った本を好きなだけ読みましょう。
人から勧められたものではなく自分で選び読んでみる。おもしろくなければまた別の本を探す。
賛否両論ありますが、漫画もお勧めします。
そして、たくさんの本を読んでいる間に本を選ぶ眼力が鍛えられ良い本にも出会えることでしょう。
人生を豊かにするためにも中学生時からの読書は習慣付けした方が良いといえます。