幼児期の成長方法として、親から離して子どもだけで、
キャンプへ行かせてみるのはいかがですか?
子どもたちは、親が思っているよりも高い能力を持っていて、
かなりのことは自分で出来ます。
親は子どもの能力を過小評価している部分もあるのです。
●幼児期にキャンプ体験でカラダに覚えさせる
幼児期は認識力を発展させてゆく時期に入ります。
言葉の意味など少しずつ理解できてきます。
ここで、人や自然にかかわる言葉を概念として理解することを身につけていくのです。
幼児期である、3~5歳児の間にキャンプなどで自然体験を豊富にさせておかないと、
言葉の意味を具体的な概念として理解できないのではないか、
という報告もあります。
幼児期に必要なのは、体験や体を通して覚えることです。
日本は、あまり子どもを自然体験させない国だと言われています。
これからは、『子どもを自然体験の場に預ける』という文化を作っていく必要があるのです。
また何よりも子どもが主役であること、
子どもが自由に遊べるという環境を作ることも大切です。
●あえて信頼している親から離させる
1泊のお泊り保育なども、母親が恋しくて泣く子供を持つ親はとても心配になると思いますが、
あえて3~4泊宿泊がある自然学校などのキャンプに、参加させてみるとよいでしょう。
やっと3歳になったという子どもでも、
まだまだ付きっきりで世話をしなくてはならないですし、
目を離せない不安があるのは確かです。
ですが、子どもは子どもなりに毎日少しずつ成長し、
たくましくなっているものです。
自分と同じ年齢の仲間がたくさんいれば、
すぐにお友達を作ることもできるでしょう。
もちろん少々のケンカやケガもありますが、
それも大きな経験の一つとしてとらえることです。
●自然体験で大切さを学ぶ
幼児期にキャンプなどに参加し、
本物の自然を子どもたちに見せることは本当に重要なことです。
「知ることは感じることの半分も重要ではない」という言葉もあります。
ぜひ、自然体験の場を数多くお子様に与えてあげましょう。
今の世の中は、なんでもすぐに手に入る豊かさと自由さがある時代です。
少し不自由さを感じるぐらいの生活が、日々の大切さを教えてくれるものです。
幼児期に子ども達は、キャンプを通して考える力や工夫する力、
また我慢する力などを養うことができます。
ぜひ、子どもにたくさんの感動や心の触れ合いを味わわせ、
貴重な体験をさせてあげてください。
それは大きな成長となっていくでしょう。