子供同士のケンカってどうしても親としてはすぐに仲裁に入りたくなってしまうものですよね?
ただ、理由もなくケンカは大人も子供もしませんよね?
何か原因があって、そこから何か学べる事が必ずそこにはあります。
◆子供同士のケンカが始まったらまずどうするか?
ケンカを見つけると、すぐに子供の中に割って入って止めたくなってしまうのが親心。
場合によっては、ケンカになりそうと感じたら止めに入ることもあるかもしれません。
しかし、最初から子供のケンカを仲裁するのは、子供から大切な学びの場を奪
うことになります。ケンカが始まったら、まずは少し子供達から距離を置いて、
ケンカの様子を少し観察してみましょう。
何が原因で揉めているのか、お互いの言い分はどういうことか、あくまで無関心を
装いながら観察することが大切です。
その際子供たちが感情高まって暴力に発展しないかを見張ることも忘れないようにお願いします。
◆子供に考えさせる叱り方
ケンカの後、必ず当事者を呼んで話を聞くようにし、その時、子供に自分の行動を
考えさせるような叱り方をしましょう。
◆ケンカになった経緯を聞こう
必ず当時者全員から話を聞き、状況を詳しく客観的に詳しく知るようにしましょう。
◆互いの言い分を聞こう
ケンカには必ずお互いの言い分があるものです。それを必ず聞きましょう。こ
の時に大切なことは、子供の話している時に、それはいけないとか説教じみたことを
言わないことです。
話し合い中にまた言い合いになりそうな時に、今は○○さんが話しているから黙って聞こうね、
とたしなめる役割をしましょう。
◆原因を追及させる
ほとんどのケンカは、たわいもないことから始まるものです。ふざけて言い合っている間に、
腹が立ってきたというようなものです。
相手はどのような言葉に腹が立ったのか、どのような行為に腹が立ったのかを
聞き、自分のしたどういった行動が相手の気分を悪くさせてしまったということに、
気付かせてあげましょう。
◆ケンカは大切な学びの場
子供はケンカでいろいろなことを学びます。ケンカは人間関係の基礎を
学ぶ為の大切な場です。
私たち大人は、ケンカは子供の学びの場という認識をしっかり持ちましょう。
ケンカを止め、ケンカはいけません、と叱るのは簡単なことです。
しかし、子供が何を学んでいるのか、
子供に何を学ばせたいかということを考えて指導しましょう。