ただ食べるだけ?
好きなものだけ食べればいいの?
子供に与える食事からたくさんのことが学べます。
◆子供にとって食事とは
成長期の食事は、子供の成長の時期によってそれぞれ違った意味を持っています。
食事は子供が大きくなるための栄養補給として重要な意味を持っています。
これからは食品や外食産業が益々発展、普及し、発育期の子供にとって加工食品や外食の内容についても十分な知識を持つようにして、子供の食事に加工食品や外食を利用する時はそれぞれの長所と短所をよく考えて上手に利用するように心がけましょう。
●たかが食事、されど食事
食生活の基礎ができる時期ですが、父親はもとより、母親もこの時期になると、職業を持ったりして外出する機会が多くなり、核家族化による家庭での食育機能が低下しています。
その一方では、家族間の生活時間のズレ等から、家族揃っての食事の機会が少なかったり、外食や調理食品を利用する機会も増えています。
こうした中で、子供達の食と健康の基礎的な知識不足、食に対する関心の薄れ、食事マナーの乱れなどが指摘されるとともに偏った食事による肥満や小児生活習慣病の増加等が懸念されています。
このような事態を防ぐためには、子供達が食べものに関する基礎知識を学び、簡単な買物や調理、メニュー選択ができ、正しい食事マナーを身につけることが特にこの時期に始めることが大切です。
●食事はみんなでそろって
父親の不定期な勤務体系等で中々実現するのが難しかったりしますが、
家族揃ってその日の出来事が話し合えるような楽しい食事の場を子供の為に是非用意して下さい。
これを機会にレジャーを兼た家庭菜園や食事づくり、買物などいろいろな食体験をさせてみてはいかがでしょう。
学校でも総合的学習の時間や家庭科、給食の時間など食にかかわる問題も取り上げています。
家庭でも「食」についていろいろ子供と一緒に学ぶ機会を是非作ってみて下さい。
食事は一家団欒の場とです。この時に食事のマナーをはじめ、箸を上手に使えるよう家族みんなで練習しましょう。また、それぞれの家族の今日一日の出来事など話し合うコミュニケーションを図り、楽しい時間となるよう家族でお互いに心がけましょう。