子供が宿題をやろうとしない事に頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。
「帰ってきたら、すぐ宿題をやりなさい」
「やることをやってから、遊べ」
「何度言ったら自分から宿題をやるんだ!」
このように叱ってはいませんか?
しかし、帰宅してすぐ宿題を始める子供は少数で、すぐに宿題をしなくても怒る必要はありません。
友達と遊んだり自分の好きな事をさせて、一度気分転換させてから宿題をした方が、集中して取り組めます。
■子供に宿題をさせるコツ
(1)1問だけやる
学校から帰ってきて1問だけ宿題をやる、あるいは夕食前に1問だけやると、
宿題全体がどのくらいで終わるか見通しがつけやすく、オススメです。
これをすると、1問だけのつもりが、ついでにやってしまえということで一気に片付くこともあり、
1問もやってない状態だと、見通しが付かず「めんどくさい」という気持ちだけが続くケースに陥りやすくなります。
(2)中身を全て出す
玄関に大きな箱を用意して、子供が帰ってきたら、ランドセルの中身を全てその箱に出させるというものです。
こうすることで、どんな宿題があるのかを思い出し、親へ渡すお便りに気づくこともあります。
親も、宿題やお便りに気づきやすくなり、宿題忘れや持ち物忘れの防止に繋がります。
(3)時間帯を決める
「この時間帯にやる」と決めている家庭もありますが、親が決めるのでなく、
「どの時間帯なら宿題しやすいのか」と子供に聞き、やりやすい時間帯を選ばせれば、
「自分で選んだ時間」という責任が生じます。
一般的な傾向としては、一番はかどる時間帯は、夕方といわれています。
つまり、学校から帰って、息抜きも終わった5時頃から6時頃までの1時間です。
この時間帯は夕食前で、睡魔に襲われることもないので、勉強がはかどるといわれています。
子供が宿題を終えたら、必ず褒めてあげましょう。
頑張って宿題をやっても褒めてもらえず、「もっと丁寧に字を書きなさい」「間違いだらけじゃないの」などと叱られると、宿題や勉強が嫌いになります。
字を雑に書いていたとしても、綺麗な字を見つけ、部分的に褒めたりして、「宿題をやると褒められる」というパターンを作ると、宿題への取りかかりもスムーズになります。
子供が宿題をする気になるように工夫したり、言葉掛けを考えたりすることが大切です。