子供の基本的な運動を行うために必要な運動神経は、
約9歳までに大枠が出来上がると言われています。
そのため、9歳の時期までに、どのような運動をしてきたのかが大切になります。
筋肉は、思春期に入る頃から鍛えれば良いのですが、
素早く動く能力や、運動を巧みにする能力というのは、
幼少期の遊びを通した運動によって、培われます。
運動能力の土台を築く時が、この子供の幼少期になります。
運動と骨の関係
幼少期の運動は、素早さや巧みさを伸ばすばかりではなく、骨の成長も促します。
骨密度(骨量)を増加させ、丈夫な骨を作るのです。
運動能力や体力強化と言うと、筋肉ばかりに着目しがちですが、
筋肉の土台になるのが骨であり、骨が丈夫でないと筋肉も活かせなくなります。
骨密度と言うのは、鍛えても増えず、30歳頃から、徐々に減少してしまいます。
幼少期から適度な運動を積み重ねていると、
骨密度が高く、骨が強いため、大人になっても不自由を感じる事は少ないですが、
幼少期から運動をしていないと、
骨密度が低く、骨が弱いため、ケガをしたり、身体がだるくなる事があります。
幼少期の子供の適切な運動量
適切な運動量には個人差があり、
身体の成長に合わせた運動量が良いようです。
しかし、毎日激しく運動をする必要はありません。
特に、幼少期の子供の過度な運動は、
かえって身体に負担が掛かるのであまり良くありません。
幼少期は、一日一時間位を目安に、
外で思いっきり遊ばせるように習慣づけをしましょう。
オススメの遊び
オススメの遊びは、鬼ごっこです。
鬼ごっこは、タッチするために追いかけたり、
全力で逃げたりと、素早く走る経験ができます。
外遊びは、自分達でルールを決めて遊ぶので、
運動能力だけではなく、判断力やコミュニケーション能力なども、
身に付ける事が出来ます。