すやすやと寝ている赤ちゃんの寝顔、本当に愛らしいものですよね。
ただ、その寝かせ方・寝方によって、
将来「頭の形」にが決まってしまうのはご存知でしたか?
実は後頭部が絶壁になっている方の原因の元も、頭の柔らかい時期である新生児のころの寝方で決まっているのです。
なぜ新生児の頭が柔らかいのでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんの頭のてっぺんあたりには
「大泉門」という、柔らかくぷにぷにした部分があります。
大泉門…おでこの正中線を頭頂部に向かっていくと、髪の生え際より少し上の方に、菱形をした柔らかくぶよぶよした部分があります。ここは頭蓋骨の発達がまだ十分でないためにできている「すき間」で、これが大泉門といいます。生まれて生後9~10ヶ月までは増大し、その後縮小して生後16ヶ月には頭皮上から触知できなくなります。完全に閉鎖するのは個人差がありますが、大体2歳過ぎです。
新生児の頭は、非常に柔らかく、急激な脳の成長に合わせて頭の大きさと形も変わります。そこで寝方を一定の姿勢のみにしてしまうとその形に頭の形が形成されてしまうのです。このような状態は、主に生後6~8ヶ月の間に起こります。ここで、ちゃんとした寝かせ方、つまり「向き癖」を直すようにすると後頭部が絶壁になってしまうなんてこともなくなるのです。
向き癖をつけないために
赤ちゃんは生後2、3週間でも「向き癖」をつけてしまうと、すぐ頭の形に影響されてしまう恐れがあります。そこで寝せ方を気にしてあげるだけで改善につながるのです。
1、 新生児が寝ている時に向く方向には理由がある!
そもそも、向き癖がついてしまう原因は、「一定の方向に頭を向けて寝かせてしまう」ということです。特に新生児は音や光などの刺激のある方向にむきやすくなっています。
そのため、テレビがある、明るい、話声がするなどの方向が一定だと「癖」になってしまう恐れがあるのです。(壁がある方向とは逆を向きやすくなっています。)
そこで、寝る向きを定期的に変えてみてください。
東枕で寝かせてあげる週と、西枕で寝かせてあげる週とを交互に行うことで、キレイな頭の形になるはずです。
2、 枕の工夫!
新生児の枕でよく利用されるのが「ドーナツ枕」ですよね?実はこのドーナツ枕、くぼみに頭がはまってしまうため、意外と頭の運動が制限されやすいので適していないのです。
そこで、タオルを四つ折にしてフラットな状態でバスタオルなどで土手を作り、赤ちゃんの背中に支えてあげるとよいでしょう。
新生児の未来の後頭部は親御さんにかかっています。
後頭部が絶壁になってしまいたくない方、いち早く手を打ってあげてくださいね。
こういった新生児の後頭部のことや、例えば食事のことなど、
子育ては分からないことだらけで、なかなか周りにすぐに相談できる人がいなかったりしますよね。
そんなときは、例えば幼児教室などで、
同世代のお子さんを持つお母様たちと触れ合っていろいろ相談してみるも良いと思います。
もちろん先生も子育てを経験した方が多くいるので、
幼児教室に見学がてら普段のお悩みを相談してみるのも、良いと思います。
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