心配されているご両親も多いようです。
確かに一般的には1歳半くらいになると、
ほとんどの赤ちゃんが夜泣きをしなくなると言われています。
今回は、2才児が夜泣きする原因と対処法をご紹介致します。
2歳児の夜泣きの原因
夜泣きとは、赤ちゃんにおいて特徴的な浅い眠りで目が覚めやすく、
周りが暗いとその暗闇に対する恐怖感と共にご両親の姿も見えないことから、
不安を感じて泣き出すことをいいます。
ある程度成長すると、不安や恐怖を感じたら泣き出すというわけではなく、
大脳の前頭葉が泣くという行動を起こすべきかどうかを判断し、
通常の不安や恐怖であればその行動を抑えるものなのです。
・前頭葉の発達が不十分であるため、
不安や恐怖を感じるとすぐに泣き出す。(=乳児や1歳児のときの夜泣きと同じもの)
・正常な生活リズムが確立していない。
上記2点が2歳児の夜泣きを引き起こす主な要因です。
成長における個人差はもちろんありますが、
赤ちゃんの成長経過に何らかの問題があると考えた方が良さそうです。
2歳児の夜泣きの対処方法
・生活リズムを整える。
(目覚め→朝6~7時・お昼寝→午後13~14時・おやすみ→夜20~21時)
・日中に外など明るい場所で適度な運動や遊びをすること適度な運動 や遊びをすること。
・夜に音・振動・光などで赤ちゃんの安眠を妨げないこと。
・赤ちゃんに接するときは常に笑顔で接すること。
・よくかまってあげること。
・こどもの前でつらい・つまらない表情をしないこと。
赤ちゃんは1日に約10時間の睡眠を必要とし、
寝入ってから約4時間のあいだ(9時から12時ころ)に成長ホルモンが他の時間の2倍も分泌され、
明け方までの間にメラトニンというホルモンが分泌されます。
このメラトニンというホルモンは情緒を安定させる働きがあり、
夜泣きに対してはこのメラトニンが最も重要と考えられています。
夜間に目を覚ますと、赤ちゃんの心身の発達における大切なホルモンの分泌が妨げられてしまいます。
赤ちゃんの健やかな発育のためにも今一度、赤ちゃんの生活リズムを整え、
上記の点に気を付けるよう心がけましょう。