流星群を観察するには、最高の季節です。
秋から冬にかけて、様々な流星群があるので、
しっかりと時期を調べて、見逃さないようにしましょう。
特に、都会で育った子供は、あまり流れ星を見る機会がないと思います。
流星群の時期に、子供と流れ星を観察する事は、子供の良い経験になるでしょう。
秋から冬にかけての流星群について、紹介していきます。
流星・流れ星とは
流星・流れ星とは、もとは宇宙のチリの粒です。
宇宙のチリの粒が、地球の大気に飛び込む際に、
激しい摩擦によって、高温になって燃えます。
この時に、発光して輝くのが、流れ星の正体です。
流星群とは
流星群とは、流れ星が大量に降り注ぐ現象の事を言います。
流星群が生まれる原因は「彗星」で、
地球の軌道と、彗星が交差した時に、
流れ星の正体である宇宙のチリが、大量に地球に降り注ぎます。
その際に、燃える宇宙のチリが、たくさんの流れ星として見えるため、
流星群と呼ばれるているのです。
なんで星座の名前がついてるの?
流星群は、彗星から放出されたチリが、流れ星となるのですが、
地上から見た際に、流星群の名前となる星座を中心に、流星が降り注ぎます。
その流星の放射点である星座の名前が、それぞれの流星群に付けられてるのです。
オリオン座流星群
オリオン座流星群は、全流星群の中で2番目に速度が速い流星群です。
明るい流星が多く、観察しやすい流星群の1つです。
オリオン座流星群の時期
活動期間:10月2日~11月7日頃
極大期間:毎年10月21日前後
実は、流星群は1ヶ月ほど活動しているのですが、
その期間中でも、あまり多くの流星を観察することはできません。
観察する際には、極大期間と呼ばれる、
一番、流星群の活動が活発な時期に空を見あげましょう。
おうし座流星群
おうし座流星群は、北群と南群で構成されていている流星群です。
2ヶ月に渡り、活動しているのですが、
活動範囲が広く、少し観測が難しい流星群です。
おうし座流星群の活動時期
活動期間:9月25日~11月25日頃
極大期間:南群が11月 6日前後、北郡が11月13日前後
おうし座流星群は、特に南群の活動が活発なので、
南群の極大期間に観察するようにしましょう。
しし座流星群
しし座流星群は、2001年に1時間あたり、
約2,000個という流れ星が大出現した事でとても有名な流星群です。
流星もかなり明るいので、とても見やすい流星群です。
しし座流星群の活動時期
活動期間:11月10日~11月23日頃
極大期間:11月18日前後
しし座流星群は、極大になる時刻が、毎年違います。
観察するならば、極大になる時刻をしっかりと確認しましょう。
ふたご座流星群
ふたご座流星群は、年間三大流星群に数えられています。
多い時では、1時間に100個近くもの流星を観察する事ができます。
ふたご座流星群の活動時期
活動期間:12月7日~12月17日頃
極大期間:12月15日前後
1年間を通して、ふたご座流星群ほど、多くの流星の見られる流星群は少ないです。
明かりのない地域で見ると、とても多くの流れ星が観測できるでしょう。
こぐま座流星群
こぐま座流星群は、1年を締めくくる最後の流星群です。
観測される流星の数は、その年によってかなり差が出ます。
こぐま座流星群の活動時期
活動期間:12月17日~12月26日頃
極大機関:12月23日前後
こぐま座流星群は、かなり突発的に発生する流星群なので、
しっかりと日にちを確認しましょう。
オリオン座流星群、おうし座流星群、しし座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群が
主に、秋~冬にかけて見られる流星群です。
その年の極大期間を調べて、子供と一緒に空を見上げてみてはいかがですか?
都心部では、街が明るいので、流れ星が見にくいと思います。
移動して、山の方から星を見てみると、とても綺麗に観察できます。
流星群を観察する時は、周囲の明かりが少ない場所を選びましょう。