外出の機会が多くなれば、必然的にウィルス感染も増えていきます。
新生児のうちは、免疫も弱く、病気にかかりやすいため、
予防法と対処法をしっかりと確認して、万一の時に備えましょう。
新生児に多い病気ランキングについて紹介していきます。
新生児に多い病気ランキング
1位 突発性発疹
2位 かぜ症候群
3位 水ぼうそう
突発性発疹
原因
お母さんからもらった免疫が、新生児の体の中では少なくなる
6カ月過ぎ頃にかかりやすい病気です。
「ヒトヘルペスウィルス」というウィルスの感染で、
赤ちゃんが初めて出会う発熱と言われています。
症状
38度以上の高熱が出ます。3~4日続き、急に下がるのが特徴です。
口の中の扁桃のあたりに小さな発疹ができ、体にも赤い発疹が出てきます。
発疹はしばらくすると、あとも残さずにきれいに治ります。
熱が出て3日目頃は下痢をしたり、発疹が出てから下痢をする事があります。
高熱が出るわりに元気なのが特徴で、
不機嫌にはなりますが、ぐったりすることは少ないようです。
かぜ症候群
原因
ウィルス感染ですが、かぜのウィルスは200種類以上あり、
一つのウィルスに対する免疫ができても、また別のウィルスに感染するため、
繰り返しかぜをひいているように見えます。
鼻、咽喉(いんとう)、喉頭(こうとう)などで、炎症が起こるものを「かぜ」と呼びます。
症状
くしゃみ、鼻水・鼻づまり、せき、のどの痛み、発熱が主な症状です。
熱は38度から39度、ときには40度まで上がることもあります。
鼻づまりになると、おっぱいやミルクが十分に飲めなくなり、
熱のために不機嫌になります。
新生児では食欲がなくなり、症状が辛いために不機嫌になります。
軽い場合は1週間ぐらいで治ります。
しかし、炎症が進むと、中耳炎や肺炎などの合併症を起こすことがあるので注意です。
水ぼうそう(すいとう)
原因
水痘・帯状疱疹ウィルスの感染
症状
潜伏期間は2~3週間で、痒い発疹が体中に出ます。
とても感染力が強く、水ぼうそうの赤ちゃんがそばにいれば、必ず感染して発病します。
感染する期間は発疹が出てくる前の日から、発疹がかさぶたになるまでです。
熱は出ないこともありますが、出ても38度くらいでしょう。
発疹は胸、背中、お腹、顔、手足、頭髪などに出ます。
口の中、まぶたの近く、肛門や陰部の近くなどの粘膜にもできやすく、
とても痒いのが特徴です。
新生児は、免疫力が低いため、
ウィルスによってうつる病気や皮膚の病気が多いようです。
これを機に病気の症状やケア方法をチェックして、
子供の体調の変化に敏感になれるようにしておきましょう。