近年、近視の低年齢化が進んできています。小学校低学年のみならず、幼稚園児の年長でも、近視を発症しているのです。
その背景には、携帯型ゲーム機やテレビゲームの普及がもっとも大きな原因になっていると言われています。
視野のせまさ、まばたきの減少、長時間の目の緊張、強烈な光・・・ゲーム機に熱中すると、本や参考書を読むのとは、比較にならないほどの目の負担になります。
その上、子供は勉強にも励まなければなりません。つまり勉強も遊びも、日常の大半が近くのものをみる「環境」になってきているのです。
これでは急激に視力が低下してもおかしくないですよね。
しかも子供の視力は、大人の3倍以上のスピードで進行していきますので注意が必要です。
今回は視力低下を防ぐ、2つのポイントをお伝えしたいと思います。
■自宅では裸眼で
メガネやコンタクトレンズをしていると、さらに目は酷使され、目がメガネやコンタクトに頼ってしまい、物を見る力が失われてきてしまう為、視力低下が起こってしまいます。
必要な時以外は基本的に外すことをおすすめします。
■ずっと近くを見続けるのではなく、遠くに目を向けよう
近くを見ているときというのは、目の内部では遠近調節をしている筋肉が緊張を続けていますが、たまに遠くに目を向けることで、筋肉が緩みリラックスします。
またずっと近くを見続けていると、眼球があまり動くことがないので筋肉がこり固まってきて、血行不良をおこします。
ある説によると,このこりによって近視や遠視、乱視を引きおこすとされています。
そのためたまに、遠くを見ると同時に、目を動かし、視線を動かしてみましょう。
以上の二つの方法は、簡単に行うことができます。たったこれだけで視力低下を予防、防止できるのですから、やらない理由はないです。
視力低下と子供の目を考えるとき、やはり一番大きな原因・要因は、環境です。
視力を悪化させる環境は、日常生活のなかにあふれています。いずれも近くを見続けて目を酷使してしまう危険性をはらんでいるものばかりです。
子供の視力低下は、冒頭でのべたように、大人の3倍以上の速さで進んでいきますから、大人も安心していられません。
子供の視力低下の対策としては、早期発見につきます。
簡単にできることばかりなので、日ごろから心がけるように気をつけましょう。