集中力のない子供に、
どういう方法で集中力をつけさせるかという悩みがあります。
TVを見るときや、ゲームをしてるときは、
何も耳に入らないほど集中しているのですが、
勉強になると集中してくれない子供もいると思います。
子供の集中力について考えてみましょう。
小学生の集中力の限界
小学校の1コマの授業時間は45分です。
しかし、45分間ずっと集中している子供はいないでしょう。
小学3年生ならば、集中できる時間は10分〜15分くらいだと言われています。
なので、授業の展開にメリハリを付けることが必要になってきます。
説明をしたり、ドリルを解かせたり、発表をさせたり、
45分の授業の中では、いくつかの活動が組み合わされているのです。
家庭で集中力を高めるには
家庭で、小学生の子供が集中力を高めるには、
まず、集中しやすい環境を作ることです。
例えば、子供達の集中の妨げになる大きな要因の一つとして「音」があります。
テレビの音、兄弟達の話し声などが聞こえるような時はなかなか集中できません。
そこで、有効な環境整備の方法としては、
①家庭学習をする時間をしっかり決める。
他の兄弟達にも同じ時間帯に勉強させると効果的です。
②テレビ、ラジオなどは消す。
自分が勉強をしているのに、
家族の誰かがテレビを見て大笑い、という環境では勉強したくもなくなります。
③机の上には何も置かない。
その時に勉強する科目のテキストのみにする。マンガ、雑誌、携帯電話などはもってのほかです。
④学習時間を固定する。
学年によって設定すべき勉強時間に違いはありますが、例えば、小学3年生であれば15分×2。
15分間は算数を、数分間の休憩の後に15分間は国語を、というように勉強させると効果的です。
最も子供にとって効果的なのは
「親の背中を見て子供は育つ」とよく言いますが、
やはりこれが一番効果があります。
子供に集中して勉強してほしいのであれば、
『親が手本となること』が、とても大切です。
子供達が勉強している間は、
親もテレビを見るのではなく、
側にいて読書をしたり、資格試験の勉強をしたりという姿を見せると、
子供も次第に読書や勉強に興味を持つものです。
小学生の集中力を高めるためには、
①環境を整える (自分で整えることができるように教える)
②習慣化する(集中力が持続する時間、開始時間を決めてあげる)
③勉強は楽しいものだということを教える
以上のことを試してみるのがオススメです。
子供は見ていないようで、大人が思っている以上に、
親のことをとてもよく見ているんですね。