「勉強の時になると集中しなくて」
小学生の子供を持つ親は、同じような悩みを持っていると思います。
小学生の集中力をUPさせるためには、どうすればよいのでしょうか?
小学生は、基本的に「出来ることは集中してやる」という事が多いので、
「集中して出来る内容」を増やしていくことがポイントです。
それを踏まえて、今回は、小学生低学年、高学年で2つの時期に分けて紹介します。
小学校低学年
①単純作業中心で小学生の集中力を鍛える。
漢字を覚えたり、計算練習をしたり、単純作業で構いません。
ただし、その中でも漢字の「筆順」「とめ、はね、はらい」など、
比較的細かなところまで、しっかりと練習させて、
次の段階の、やや複雑な作業に対応出来る力を養っておくことが大切です。
なんとなく形が似ているからいいという安易な方向に進ませないようにしましょう。
②国語力の基礎を養うことで、小学生の集中力を鍛える。
出来るだけ本を読ませましょう。「本を読むこと」で集中力がUPしていきます。
さらに上を目指すなら、自分で身に付けた単語や知識を使い、
文章を書かせるというのも効果的です。
読書感想文を書かせると良いでしょう。
③単純作業が続かない場合
もし、単純作業がすぐ飽きてしまうなら、目先を変えるために、
短時間で、「漢字」「計算」「理科の観察」など、
次から次に、学習内容を変えていくのも有効な手段です。
ただすぐに飽きてしまう場合、「レベルが子供に合っていない」ということも考えられます。
なので、あまりにもすぐに飽きてしまうようなら、
もう少しレベルを下げて、子供に合った内容を探してみて下さい。
小学校高学年
①これまでの基本的な計算の練習が鍵。
小学校低学年で、基礎的な計算力がついていると、
算数の「小数・分数」なども、比較的楽にクリアできます。
そうでない場合は、低学年のレベルから練習が必要になります。
②読書不足であれば、低学年レベルからのやり直し。
読書が不足していると、読解力が乏しいため、
文章問題の意味が理解できずに、投げ出してしまいます。
逆に、低学年で読解力がしっかりついていると、
文章問題や図形の問題なども、問題なく解いていくことができます。
低学年での基礎的な勉強が、小学生の集中力の持続に繋がってます。
「勉強は高学年になってから本格的にすればいい」という考えではなく、
低学年のうちからコツコツと、計算力や国語力などの、
基本的な学力を磨くように訓練してあげて下さいね。