通常、授業は決まった学級ごとに、一斉に行います。
しかし、最近は、生徒の関心度、理解度、習熟度などにより、
グループを分けて、少人数授業を行う学校が増えてきています。
今回は、少人数授業について紹介していきます。
生徒の状況に応じたグループ編成
学習の基礎的な分野を、確実に定着させ、
さらに高度な内容の、発展的学習を行うことができます。
少人数で授業を受けることで、習熟度が低い子供にも応じた指導ができ、
子供への声掛けも増やすことができるという、教師からの声も多くあるようです。
子供自身の発言率や積極性の向上
実際に子供自身が、授業にきちんと集中でき、
個人個人にきめ細やかな対応をしてもらえることで、
分からない所があっても気軽に質問がしやすい状況が生まれます。
同じレベルでの授業のスピード
一斉授業になると、授業のスピードを子供一人一人に合わせることができません。
なので、分からない子供がいても、授業はどんどん進んで行くので、
授業についてこられない生徒が出てきてしまいます。
しかし、少人数授業なら、同じレベルの生徒ごとに、
グループを分けられるため、グループごとに授業のスピードを合わせることができるのです。
少人数化することの不安点
一方で、少人数授業化には、懸念の声があるのも事実です。
懸念点としては、子供の生活全体を見通した指導がしにくくなる点です。
クラス内のトラブルを解決しながら、
同時に勉強も進めていくというやり方がなかなかできないので、
クラス自体を小規模化する方向を目指すのが最善だという声もあります。