公園デビューも果たし、外に遊びにいくようになる中、年配の方やたくさんの人に声をかけてもらうことは良くある光景ですよね。ただ、せっかく声をかけてもらったのに泣いてしまったり、お母さんにずっとくっついていたり…そんなことはありませんか?
また、クリスマスが過ぎ去り、もうすぐお正月がやってきます。
親戚の方など、多くの方と会う機会になると思います。
そんなときに知っておいてほしいのが幼児期におこる人見知りの理由です。
今回のことを把握してもらえれば、安心してお子さまの行動を見守れるようになると思います。
幼児が人見知りするのはなぜか?
そもそも人見知りとは、知らない人や慣れない人に会った時にお母さんにしがみついたり泣きだしてしまうことを指します。人見知りの原因の元として考えられているのが、幼児の時期の「脳の発達」によるものです。人と人の区別ができるようになる「認識力」が発達してきた証拠が人見知りとして表れます。
また、そこで「泣く・しがみつく」などの行動は、実は「緊張や不安を解消しようとする行動」なのです。しっかり泣ける子どもは、「不安を発散」することができているので、その後ご機嫌になって遊ぶことが多いのではないでしょうか。
このように人見知りは、幼児にとって不安や緊張を解消するために必要な行動です。
逆に、「泣かない=不安や緊張があるのに、人見知りや場所見知りなどで不安を解消しようとしない」子どもは、
原因不明のかんしゃくやパニック、落ち着きのなさ、乱暴な行動、ツメかみ・歯ぎしりといったしつこいクセがあらわれたりする原因になります。ですから、人見知りや場所見知りができる子は安心なのです。
決して、無理に直そうとはしないでください。
人と接することが多くなれば、自然とその行動は減っていきます。幼児のうちに人と触れ合う機会を少しずつ増やし、他人に慣れていくように心がけると良いですよね。 逆にお母さんが慌てたらお子様が余計に不安がってしまうので、大丈夫だからと言って、子どもを安心させることも大切です。
人見知りは、幼児の成長の過程で起きているものなのです。 「順調に成長しているのだ」と、暖かく見守る姿勢がとても大切なのです。