幼児の約9割はほとんどいびきをかきません。
しかし、幼児の場合でも睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。
穏やかないびきであればそれほど問題ではありませんが、
短い時間でも激しいいびきをかいていたら、何か問題があると思ってください。
「いびき」はお子さんからの警告音なのです。
ここでは、いびきの原因と改善方法についてご紹介します。
いびきと無呼吸症候群との関係は非常に繋がりが深く、
最近では、その事がメディアなどで取り上げられてきました。
しかし、幼児のいびきに関しては、ほとんどの人が分かっていないのが実情です。
幼児のいびきは、命の危険があるだけではなく、
将来の成長にも悪影響を及ぼす可能性があります。
いびきが激しくなる原因とは?
扁桃腺肥大
扁桃腺肥大は、最も多い原因の一つです。
扁桃腺肥大は、赤ちゃんから5歳くらいの幼児に多く見られる症状で、
物が食べづらくなり、偏食になり、食が細くなってしまいます。
そのため、いびきをかくようになると、
酸素が十分に取り込むことが出来なくなります。
また、いびきをかくようになると熟睡できなくなり成長にも影響が出てしまいます。
鼻づまり
幼児の発達途中に鼻づまり、
アレルギー性鼻炎などが起きると口呼吸になるのでいびきの原因となります。
できるだけ、家のなかを小まめに掃除するなどして、
ハウスダストなどがでないように心掛けましょう。
寝ているお子さんの見ておきたい6つのポイント
- 毎日いびきをかいていたり、肩で息をしているなどは気を付ける
- 10秒以上無呼吸だと危険
- いつも口呼吸している
- 呼吸がいつも荒い
- 食が細い、いつも眠そうにしている
- 寝起きがわるい
いびきは成長に悪影響を起こしますし、生活リズムも壊してしまいます。
いびきの改善方法
まず、お子さんの寝ている時の状態を確認しましょう。
医者に症状などを伝えるためにも、携帯などでビデオを撮ったり、
呼吸しているときに胸がへこんでいないかなどもチェックし、
出来る限り詳細を伝えます。
手術により気道を広くすれば、「いびき」はかかなくなります。
そのため、治療は扁桃腺とアデノイドをとる手術が一般的です。
1週間程度は入院をする必要がありますが、手術後は見違えるように健康になります。
また、「もっと早く手術をすれば良かった」という人も沢山います。
いびきは、睡眠を妨げ、お子さんの成長をも妨げてしまいます。
もし、いびきをかいているお子様がいる方は現状をチェックし、
一度、病院で診断を受けてみたらどうでしょうか?