そんな幼児の肌にプツプツと赤い湿疹が出来てしまうのが
「じんましん」です。
実はこのじんましん、体が悲鳴をあげているサインの場合があります。
今回は、じんましんが起こる様々なケースをご紹介します。
食べ物が原因の幼児のじんましん
幼児のじんましんが起こった場合、
真っ先に考えられるのが「食物アレルギー」です。
食物アレルギーの場合、口の周りや喉に掛けてじんましんが広がり、
とても苦しがります。
また、じんましんは体の表面に出来るものと思いがちですが、
実は怖いのは口の中や器官、喉などのじんましんなのです。
これらのじんましんは、呼吸困難などを引き起こします。
万が一このような症状が現れた場合には、すぐに119番通報をするようにしましょう。
実際の発症例
甲殻類でアレルギーを起こした時の、症状例をご紹介します。
3歳4ヶ月の頃、生エビを食べたあと、口の周りにじんましんが出る。
⇒その後1時間半程でおさまる。
3歳10ヶ月、カニを食べたあとに、以前と同じく、口の周りにじんましんが出る。
⇒2日ほどでおさまる。
4歳12ヶ月、エビフライを食べた際に、今度は体全身にじんましんが出る。
⇒冷たいタオル等で、抑え1週間程でおさまる。
このように、エビやカニなどの、甲殻類でアレルギーを起こし、じんましんが出る場合もあります。
体調不良によるじんましん
幼児は、肝機能や免疫機能が弱まると、じんましんを併発する場合があります。
特に食べ物などにアレルギーがない場合は、風邪での免疫力の低下や、
肝機能が弱っている事が推測推測されます。小児科や内科などを受診して、
どのような原因がじんましんを起こしているのかをしっかりと調べましょう。
皮膚への直接の刺激によるじんましん
元々、幼児の肌はとても敏感です。
上記の事以外にも、肌への直接のストレスによって、
じんましんが引き起こされることもよくあります。
おむつがあっていなかったり、汗をかいていたり、
紫外線を強く浴びてしまった可能性もあります。
これらが原因と考えられる場合は、すぐにじんましんが治まることが多いですが、
もし何日もじんましんが続くようなら小児科を受診するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
確かにじんましんそのものが命に関わることは少ないですが、
重大な病気のサインがじんましんとして現れる事があります。
なので、あまり軽視せずに、どのような場合でもすぐに治まらない場合は、
皮膚科や小児科を受診するようにしましょう。
すぐにケアをして、きれいな幼児の肌を守ってあげたいですね。