この時期からめざましく成長していく子供たちにとって
エネルギーや栄養素の補給は大変重要です。
ただ、一度で多くの量を取ることが出来ず消化吸収も未熟なため
1日3回の食事だけでは補えません。そこで4回目の食事として「おやつ」の存在があるのです。
■おやつの役割
【栄養面】
食事では摂取しきれない分のエネルギーや栄養素の補給
【精神面】
食事とは異なった食べ物を食すことの楽しさを味わい、気分転換の時間とする
【しつけ面】
食習慣である手洗いや挨拶のマナーや食べ方などを身につける
●おやつの例
「おやつ」だからといって甘いデザートやお菓子のことだけではありません。
食事の一部として考え選択していきましょう。
【GOOD】
・おにぎりなどの米類、りんごやバナナなどの果物
・さつまいも、とうもろこしなどの穀類、イモ類、豆類
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
【NG】
・ドロップ、キャラメル、ガムなどのほとんどが砂糖とよべる糖分が多いもの
・チョコレートやビスケット、クッキーなど食べた後も歯につき食べかすが取れにくいもの
●注意ポイント
・食事と同じように食卓にきちんとついて食べる習慣をつける(ながら食べをさせない)
・食べる前に手洗いをし、感謝の気持ちを込めた挨拶をさせる
・おやつを与えることで子供の機嫌をとらない(構ってあげる時間の無さからおやつに頼る)
・子供が欲しがる時に欲しがるだけ与えない(適度な空腹を与え、ご飯を楽しみにさせる)
【回数】1日1~2回を目安に取り入れていきます。
【時間】次の食事を取るまで2~3時間あけるように時間を決めましょう。
大体午前10時と午後3時前後が良いですね。
【量】次の食事に響かない量を考えます。欲しがるだけ与えないよう配慮することです。
【飲料】水やお茶、牛乳と一緒がお勧めです。ジュースは糖分なので取りすぎないように
【お菓子】食品添加物の表示を確認し、着色料や保存料、甘味料等の使用があるかもチェックします。
塩分や香辛料などの強いお菓子も気をつけましょう。
子供にとっておやつは楽しみな時間です。
適量は一日の栄養量の10%~20%ですのでその日の活動量や食事量から判断し
取りすぎたりしないよう注意していきましょう。