幼児の「心理」「成長のスピード」「自己表現の方法」は、その子供により異なります。
他の子供と比較して、焦ったりしないようにゆっくりと長い目で見守る姿勢を取りましょう。
今回は幼児の心理について紹介していきます。
幼児期の心理的発達
1~3歳の前半期
自我が目覚めだし、自分の意志を持って活動できます。
すぐに飽きたり、かんしゃくを起こしたり、泣いたりします。
また、なんでも真似をしたがり、すぐに物を欲しがったりします。
我慢するということができません。
◆重要ポイント
この時期は自立性を育てる事です。
子供の個性を認めつつ、1つ1つ関わってあげましょう。
基本的な信頼の獲得が、この時期の課題です。
常に安定し、一貫性を保ちましょう。
3~6歳の後半期
規律というものを学び始め、自分の身辺のことができるようになります。
意志を持ち、行動を制御できるのもこの時期からです。
優しさや思いやりの心が育ち、我慢するということを覚えます。
◆重要ポイント
物事の良い悪いをそれなりに理解できるので、社会性を養ってあげましょう。
ただ、少し遊び心も芽生えます。いたずらな心なども目立ちます。
危険性だけは注意しますが、ある程度は自由に遊ばせる事が良いでしょう。
子育てというのは、親にとって生まれてから成人までの一大プロジェクトです。
子供の心理を理解するというのは、一番の難関です。
特に、幼児期は言葉で伝達するということが出来ないので、
親がしっかりと理解しようという気持ちが重要になります。
この時期に親がイライラした気持ちをぶつけたり、
投げやりな態度で接してしまうと、
人間不信につながり、将来的に上手に人間関係を築けない大人になる可能性があります。
お互いの心理を理解しあう気持ちで接していきましょう。