お子さんの咳は、体の異常サインなので見落とさないでください。
咳が出始めたら、軽く考えずに注意深く見守りましょう。
咳は子どもの代表的な病気の症状です。
咳は、外部から入ってきたウイルスやほこりなどの異常物があるときに、
それを排除しようとする自然的な行動で、異常を知らせてくれます。
ここでは、幼児の咳について考えたいと思います。
どんな時に咳がでるの?
基本的に気管支が弱い幼児は、
少しの環境の変化や温度の変化などでも体調に影響が出てしまいます。
このようなことで、すぐに咳、発熱などがでてしまいます。
また、咳の裏側には原因となる他の病気が潜んでいる場合があります。
多い病気としては、気管支ぜんそく、呼吸器感染症、服鼻腔炎などです。
どうすればいいの?
体を冷やさないようにしましょう!
まず、前胸部と背中の肩甲間部の辺りを温湿布します。
冷たい飲み物や食べ物をやめ、お風呂も控えるようにしてください。
気管支が弱くなっている場合、体が冷えるとすぐに咳が出てしまいます。
なるべく体を冷やさないように気を付けましょう。
咳から重傷になってしまう場合もあります。
注意深くお子様の様子をみて、全く咳が止まらない、
咳の仕方がおかしいなどあれば、病院で検査を受けてください。
また、咳が出たからといって、すぐに咳止めなどの薬を使わないようにしましょう。
薬を常時服用していると、抵抗力が弱まり、すぐに咳がでてしまいます。
こんな咳は要注意!!
- 激しく咳き込んで痰に血が混じっている場合(何かを飲み込んだ可能性)
- 痰がからんだ「ゴホンッ」といったような咳(湿性咳嗽の可能性)
- 高めの熱を伴っている場合(肺炎の可能性)
- 長い咳で何度も吐いたり、呼吸困難などの症状がみられる場合(すぐに病院へ)
- 力のない咳がずっと続き、痩せてくる場合(結核の可能性)
3つの改善ポイント
- 水分をちゃんと取りましょう!
- 部屋の中で、喫煙しないようにしましょう!
- 加湿器で部屋の湿度を保ち、空気をきれいにしましょう!
咳にも色々と種類があり、それぞれ原因があります。
咳は、お子様の病気のサインなので見落とさないように気を付け、
なるべく、早めの対応をしましょう。